活字中毒な日記、また現在進行中の小説(二次創作)を一部公開。
ブックカバー。
私は本屋で本を買う時「カバーはお付けしない」派です。ECOです。いえ、スイマセン嘘です。自分で好きなブックカバーに着替えるからです。

密かに、ブックカバーコレクターだったりします。集めてるつもりは無いんだけど、何故か増えていくのよね。以前はハンズやLOFTで良く買ってました。で、最近はネット。ネットはヤバいです。財布から金出す感覚が薄いので、いいやいいやでジャンジャン買ってしまいます。

ううん、無駄遣い。ブックカバーなんて多くても2、3個あれば良いのに。特に私は並読とか、あまりしない方だし。

でもね、一応こだわりがあって「コレ!」ってのに中々出会えないせいもある。私の場合ブックカバーはデザインだけでなく、機能性というか使い易さも大事です。

文庫は文庫でも、本によって厚さはマチマチですよね。もちろん、大体のブックカバーは折り返しで調節出来るようになってるのだけど、そこがポイント!! まず折り返し部分が浮いて本に馴染まなかったり、逆に跡が付きやすいのもNG。

あとは持ち心地。ビニールとか滑りやすい素材は駄目だな。皮製品は高級感があって触感もGOODだけど、何故かサイズが一回り大きくカバーの中で本が遊んでしまうタイプの物が多い。

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で、使いやすくここ一年くらい気に入っているのがコレ。材質は麻で濡れても直ぐ乾くし、折り返しも馴染みやすい。デザインも気に入っている。可愛いよね。値段は750円なり。ま、そんなもんよね(笑)
今は四六版(いわゆるハードカバー)の奴で、良いのがないか探してます。

気に入ったブックカバーがあると読書も進む、気がします。読み終わった本からカバーを外し、新しい本に付け替える瞬間……。私はいつも「さあ次はこいつを読むんだぞ!」とワクワクした気分になります♪


忙しい!!
ずっと遊んでたんだから仕様がないのですが、今、仕事がちょっと忙しいです。いやかなり、死ぬほどです。毎度分かっちゃいるのに、どうしてこう計画性が無いのでしょう(汗)

そんな訳で更新、暫く待ってて下さいね。もう2、3日すれば落ち着くかと。
あと、メールも……。お返事したいメールいっぱいあるのに〜(><)

そして拍手msgもいつも本当にありがとうございます。深く感謝してますm(_ _)m
佐藤亜紀『ミノタウロス』

ミノタウロス ミノタウロス
佐藤 亜紀 (2007/05/11)
講談社
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舞台は20世紀初頭のロシア、ウクライナ地方。そこで農場の地主の次男として、貧困とは無縁に育ってきたヴァシリ・ペトローヴィチ。しかし革命により、ヴァシリはその身分を失った。そして彼は生きるためと称して、徐々に獣としての本能を剥きだしていく。

ぼくはけだものだし、それ以上のものになろうと思ったことは一度もない──『ミノタウロス』より



ある書評誌で絶賛されていただけの事はありました。海外翻訳文学のような、独特な読み応えのある文体で綴られる生々しい暴力。人の本質を問う壮絶な内容。これぞノワール。最高です。

内容は言ってみれば、ろくでなしの金持ちの息子の転落物語。その主人公ヴァシリの一人称で淡々と語られる内容は凄絶。女を犯し、人を殺し、死体を漁る……どっぷりと獣の世界に浸れること間違いなし。
でも表現や文体が文学的というか、少々難解な文章のせいか、そういった話に良くある俗っぽさは薄い。

勿論、それだけじゃない。夢だの希望だのといった言葉は、もう心の片隅にすらない主人公たち。それでもウルリヒは好きな飛行機へと情熱を抱くし、ヴァシリは取り留めのない百姓としての未来を漠然と描く。それが自分たちの夢や希望だという事にすら気付かずに……。泣けました。

人は誰しも殺人の能力があるが、故なき殺人は許されない。各々のエネルギーには使用の限界があり、いわば、この限界の発見が文化とか文明というものであって、エネルギーの発見自体は、直接それが文化や文明と呼ばれるべきものではないのである──著書の『戦争論』でそういったのは坂口安吾ですが、この本は正にそれを証明するものでした。

それは主人公ヴァシリの言葉を借りれば、彼が美しいと思うのは『単純な力が単純に行使されることであり、それが何の制約もなしに行われること』だからです。
つまり『ミノタウロス』の主人公ヴァシリは、文明文化を唾棄した「獣としての人」の本来の姿なのです。

『人間を人間の格好にさせておくものが何か、ぼくは時々考えることがあった』──これもヴァシリの言葉ですが、全篇を通して問うて来るのは、結局これかな。

久々に、読まずに死ねないと思った本でした。佐藤亜紀『ミノタウロス』、どうかそのタイトルを心に留めておいて下さい。そして機会があったら手にとって見てください。名作です。

最近、さぼりがちでスイマセン。

こんばんは。未だ実家に帰省中です。これで7日目? 今回はちょっと長いです。明日、静岡に帰ります。
うーん、たまに地元に帰ると駄目ですね。息子を母に預けっぱなしで、ここぞとばかりに飲みまくって、遊びまくってます。午前様は勿論、朝帰りの連チャン。母は「何のために実家に戻ってきた」と怒りまくり(笑)
普段、仕事関係で東京には良く行くんですが、スケジュール的にどうしても実家に寄る余裕がなくて。だから地元の友達ともなかなか遊べなくてね。

横須賀と横浜が遊び場のメインなんですが、この間は宇都宮まで行きました。いや、友達がいるとか用事があった訳じゃないんです。ただ単に横浜駅で宇都宮行きの最終電車のアナウンスを聞いて、皆で『旨い餃子で飲もう』って乗り込んだの。
一緒に飲んでたのは高校の時のツレですが、相変わらず皆お馬鹿だわ〜。何で5人もいて、誰も反対する奴いないんだろう?

しかし二日酔いの後の午前中の日差しって強烈。でもそんなのも、何か嬉しかったり。何となく無くしたものを取り戻せるような、そんな気分。いやそんな気分になる自体が年取った証拠なのか? だけどたまには昔みたく、ムチャクチャしたいよね。守る物があるってのは、もちろん幸せだけど、少しだけ窮屈でもあったりするから。まあ、飲み歩いてる位、かわいいもんじゃないですか。帰宅したらまた更新再開します。待っててね(><)

吉田修一『ランドマーク』

ランドマーク (講談社文庫) ランドマーク (講談社文庫)
吉田 修一 (2007/07/14)
講談社
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鉄筋工の隼人。設計士の犬飼。二人は同じビルの建設現場に携わりながら、その立場の違いからかほとんど接点は無い。だが、それぞれが裡に秘めるモノを抱えたまま、不安定な日々を重ねていくうちに──。


吉田修一さん。めちゃくちゃ好きという訳ではないのだけど、新刊を見つけるとどうしても買ってしまう。そんな感じの作家。すいません、いきなり失礼ですね(汗)

吉田修一さんの作品って、気負いなく入り込めて、いつのまにか読み終わってるって感じ。文が上手く読んでいて全く疲れないからかな。淡々としていてそれでいて引き込まれる文章です。

内容はどこか対照的な二人の男が似たような感じで煮詰まってて、何かが起こりそうで起きない。いや何かは起きてるんだけど、それは主に彼等の内で起こっているから、世界はさほど動いて見えないというだけの話でしょうか。

一見破滅的なアウトロータイプの隼人の『内に抱えるもの』が起こすアクションが、何とも些細なものに対して、おそらく社会的にも成功者の犬飼がラスト辺りで明かす彼の『内に抱えるもの』(それが事実なのかどうかは明かではないにせよ)の方が、とてつもなく破壊的でヤバい。

隼人と犬飼──二人が各々これから失うもの、また得ようとしているものが対称的に描かれていて印象的です。
超高層ビルを真下から見上げた時の感動。その心の裏にある確実な崩壊への不安。まさにそんな相反する二つの感情が織り混ざったような読後感。なかなか味のある本でした。

積読ファイル〜。

佐藤亜紀『ミノタウロス』 『雲雀』
陳放『海怒 東京黒社会群狼記』上・下巻
新堂冬樹『炎と氷』 『溝鼠』ほか。

佐藤亜紀の本はめっちゃ読みたくて、自分で注文して買った。特に長編『ミノタウロス』は評判も良いからドキドキ。『雲雀』は『天使』の姉妹編の短編連作集。そのタイトルから気になる方もいるかもしれませんね(笑)

陳放『海怒 東京黒社会群狼記』上・下巻は先月東京で買って、私が読む前にHIRO君に貸してたのが帰ってきたもの。これも楽しみ!!

今はそのHIRO君に借りた新堂冬樹の『ろくでなし』を読んでます。まあ悪くはないんだけど、文体が馳すぎるのが気になる。いや、馳というか、エルロイなのかな?

先ほど、吉田修一の『ランドマーク』を読み終わった。感想はまたのちほど。実は今、実家にいるので……明日から飲み会三昧っす!

最近、とあるmixiみたいな携帯サイトで、ハードボイルド好きのコミュに参加しました。マニアックな話めっちゃ出来て、やばいほど楽しいです。暇さえあれば携帯いじってます(汗)

拍手msgへのご返信。
裕さま、二連に渡りご丁寧で嬉しいご感想をありがとうございました! そこまで読み込んで頂けて感激です。本当に頭の下がる思いです、ありがとうございました!

富士スピードウェイ
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今日はバイクの走行会で富士スピードウェイに行って来ました。

息子とブラブラしてたら、今度やるF1の席作ってました。
実は9月末に富士スピードウェイであるレースのチケットGETしてんだよね。初F1観戦、楽しみです♪

今から焼き肉屋で打ち上げ〜o(^-^)o
ジェイムズ・カルロス・ブレイク『荒ぶる血』

荒ぶる血 (文春文庫) 荒ぶる血 (文春文庫)
ジェイムズ・カルロス ブレイク (2006/04)
文藝春秋
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メキシコ革命で肉食獣(エル・カルニセロ)と呼ばれるほどに名を馳せたロドルフォ・フィエロ──その血を密かに継ぐ男、ジミー。彼は仲間のLQとブランドと共に、ガルヴェストンを仕切る大物ギャング、マセオ兄弟の殺し屋として働いていた。そしてある日ジミーが出会った一人の女が『因縁の出会い』へと導く……。

ジェイムズ・カルロス・ブレイクの二作目(実際は七作目にあたる)。個人的には前作の『無頼の掟』の方がお気に入りですが、こちらもこちらで前作とはまた違った意味で壮絶です。

この作品にはやりきれない3つの愛が出てきます。まずジミー出生の理由となったアバとフィエロの愛(いや、これはアバの一方通行か?)、そのジミーとダニエラの運命的な出会い、そしてドン・セサールのダニエラへの哀しい愛。そうか、これは恋愛ものか!?(違う/汗)

全編に置いて読み出したら止まらない面白さはありますが、読み所はやはり中盤、ジミーが生まれ育った牧場を去らなければならなくなった辺りの下りでしょうか。
それまで真実を告げることなく育ててきた愛息子に『荒野に向かえ』というアバにはゾクッとしました。彼女こそジミーの受け継ぐ血を強く愛し、そして信じていた女性なんでしょう。こんな風に息子を愛したいよね。

またダニエラを誘った時のジミーがたまらなく可愛いかったりで、読みどころも多し。泣く子も黙る殺し屋も、一目惚れの天使には腑抜けになるというお馴染みの設定が大好きです。勿論その天使もきっちり厄介な事情を抱えてるんですが。

後は情景描写に唸らされたり、また食べ物の描写が異様に上手く食欲をそそられたり、LQ、ブランド、ジミーの3人のやり取りが好きだったり(仲の良い悪党仲間って萌えるでしょ!/笑)
もちろんアクションシーンもかっこ良く、ジミー登場の初っ端の殺しの場面や、ジミーとローズとの出会いのシーンも最高!!

ラストは前作とはまた違った溜め息が出ますね。何と言うか前作とは真逆な感じ。それでもやはり乾いた風が残るような、余韻のある終わり方です。
うん。この人のは次も出たら必ず読むな。というか、いつでるか分からない翻訳を待つより、原著を買って読もうか本気で悩んでます。

それでは毎度恒例(?)最後にお気に入りの箇所を。

──ある日いたかと思うと、次の日にはいなくなっていたと答えた。男はみんなそうだ。おれたちだってそうだろう。

うーん、カッコイイ!! アウトローとして生きる男の運命を何とも淡々と、そしてズバリと言い当てているじゃありませんか。


チャイニーズ・ギャングが好き。

その理由をわざわざ書かなくともお分かりでしょうが、ここ数年、私は特にチャイニーズ・ギャングが出てくるクライムノベルに弱いです。
「アナタ、中国人嫌い。わたしも日本人、嫌いね」なんて片言で凄むチャイニーズ・ギャングの姿には、どーしたってあの方が頭を過ってしまう。
最近、彼に会えないと嘆いている方、アジアン・ノワールをお勧めしますよ。きっとどこかで、彼に似た誰かに会えるでしょう。

そんな訳で、今日は『あの方に会える!?』的おすすめクライムノベルBEST3をご紹介。ここに来て下さるお客さまなら、きっと萌える!(笑)


1.高村薫『李欧』
李欧 (講談社文庫) 李欧 (講談社文庫)
高村 薫 (1999/02)
講談社
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何たって主役が大陸(中国)から来た美貌の殺し屋ですから! その殺し屋と、銃に魅せられた男・吉田一彰との魂のBLストーリー。BL? そうBLです。
スピリチャルな部分で深く惚れあってます。15年ごしの大恋愛ですよ。ハードカバーで出てた『我が手に拳銃を』を大幅改稿したものです。


2.馳星周『不夜城』
不夜城 不夜城
馳 星周 (1998/04)
角川書店
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片言チャイニーズ・マフィアを堪能したいなら、是非。随所に出てくる彼等は凶悪で凶暴で残酷で、正にあの方の正統的なルーツじゃありませんか!
またハンターファンなら「あれ?」と思う下りが……冨樫さんも読んだ!?(映画を見たのかもしれないけど)


3.東山彰良『ラム&コーク』
ラム&コーク (宝島社文庫 (589)) ラム&コーク (宝島社文庫 (589))
東山 彰良 (2007/08)
宝島社
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今、ひたすらに応援したい作家なので三つ目にPICK UP。少し間抜けなチャイニーズ・ギャング二人組がいい味出してます。というか、クリス・淳也・キーナーがかっこいいのお///(またそれかい)
文庫化のこの機会にぜひ東山彰良ワールドをお試しあれ!!
もうひとふんばり。

その時、それまで黙っていた黒髪をオールバックにした男がいった。
「そんなもの、シャルのハッキング技術があれば訳ないさ」──クロロだ。
クラウドはそういったクロロを振り返る。
「だがこんな場所で、たった二台のパソコンでか?」
「信じられないか?」
クラウドは黙り込む。するとクロロはいかにも状況を楽しんでるといった様子でいった。
「だから警察はいつも犯罪に出遅れるんだよ。後追いの捜査ばかりやってるからな、可能性への想像力がないんだ。犯罪者の向上心を舐めない方がいい。彼等はいつでも命掛けだからな。そして、そういった人間に進歩は必然だ」
クロロはそういうと、ニッと笑った。クラウドは呆気にとられた。確かにそれは自分でも常々感じていた事だ。しかしそれについて、まさか犯罪者から直々に説教を受けるとは思わなかった。


長編『職業兇手』のラストへの構想がやっと固まりました。しかし、どうしても残り話数が増えそうなので、ブックの方、プロローグと第一話を一つの話に纏めました。
現在26話目の執筆に取りかかっております。戦闘シーンだぜ、イエー。以前は苦手だったけど、最近書くの好きになってきました。その一部でもお見せしようと思うんだけど、そうなるとかなりネタばれになるので止めておきます。
上は25話より。予定では26、27で本編終了。epiを書いて、後書き書いてって感じかな。頑張ろう! ラストまで書けたらガンガンUPしますので、待ってて下さいね!!

ありがとうございます。

こんばんわ。ちょっとお久しぶりです。ここ2、3日微妙に忙しくサイトにもあまり顔出せませんでした。裏パス請求のメール返信が遅れてます。スイマセン。

突発的に受けた仕事。とある家電製品のマニュアルの翻訳なんだけど、たかだか掃除用具の取説が何でこんなに分厚いんだ?! せいぜい見開き1、2ページの仕事だと思ってたのに……(汗)
しかも旦那のお父さんが倒れて緊急入院なんて事態もあって。結局、夏バテから来るただの貧血だったんですけど、それが分かるまでに検査検査の嵐。年が年だからか、それとも病院ってそんなものなのか? まあ大事に至らず良かったです。

ところでここ数日の間に、沢山の方から二周年お祝いmsgを頂けて大変恐縮です。知榮さま、みかっち、megさま、mdkさま、怜さま、nonoさま、みさとさま、そして匿名の方々。本当にどうもありがとうございます。そのお言葉をエネルギーに頑張ります(^.^)
ジェイムズ・カルロス・ブレイク『無頼の掟』
今日は久々に海外作品の紹介。大好きな本です。

無頼の掟 無頼の掟
ジェイムズ・カルロス・ブレイク、加賀山 卓朗 他 (2005/01)
文芸春秋
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舞台は1920年代のアメリカ、禁酒法の時代。頭も良く両親に愛されて育ったソニーは何不自由のない少年のはずだった。しかし幼い頃から、ギャングで生計を立てていた叔父のバックやラッセルに憧れ、一方で自分も生まれながらの無頼であると分かっていた。そしてソニーは両親の死を切っ掛けに、叔父たちと共に本格的なギャングとなり……。

今回は二年ほど前に読んだものを再読。しかし再読でも面白さは変わらないな〜。何と言うか、好きな映画を何度も見る感覚と似てるかな。そういうのってストーリーというよりも、もうその世界観に惚れてるって感じでしょ? ページを開く、そこに記された一行一行がたまらない。そんなサイコーにかっこいいジェイムズ・カルロス・ブレイクの世界!

まず初っ端から収容所の凄惨な描写に胸を抉られ、その後ソニーがギャングとして成長していく姿を楽しみながら仲間同士の友情に胸を打たれ、物語中盤からはソニーとベルとの初々しい恋と、息の詰まるアクションシーンの連続に興奮が続き、徐々に迫りくる追跡者への恐怖がラストへと一気にストーリーを加速する!

物語終盤、負傷したラッセルの代わりにベルが活躍しだす頃には、「えー、こんなに面白くなってきてるのに、もう終わりに近いのー?」と、残りページが減っていく事が苦痛に思えるくらいでした。出来ればいつまでも、ギャングとしてしぶとく生き続ける彼等の話を読んでいたかった。

そして何よりいいのがラスト。ドドドーッと怒濤の如く押し寄せる熱いラスト。ラッセルとソニー……いいなぁ。そして最後の1ページで、再び淡々とした乾いた風が吹く。ううーん、本当の「生まれながらの無頼」が最後に残ったって感じでしょうか……。多分、この本はこの先何度も読み返すだろうな。
実はこの作品のラストが今世紀最大にカッコイイというのは、読む前からあちこちで聞いてました。そんな前評判を踏まえても、十分にかっこいいラストなのでした。

ところでジェイムズ・カルロス・ブレイクは本国ではもう7冊くらい出してるのだけど、日本語に翻訳されてるのは今のところ二冊だけ。そのうちに全ての作品が翻訳されることを祈ってます。後はこの本を読んでるとき、すごくコーラが飲みたくなったって事を伝えておきます(笑)


最後に気に入った言葉を。

「金は稼ぐより勝ち取るほうが気分がいいことは誰でも知っている。だがとにかく盗む──なかでも強奪する──のが最高さ」

「メシを食う場所でクソをする奴はいない」これは、なぜ地元で強盗を働かないかという問いへのバックの答え。ごもっとも、何ともわかりやすいお言葉です(笑)
梁石日『男の性(さが)』
今日は『血と骨』で有名な作家、梁石日(ヤンソギル)氏の『男の性』のレビューです。ちなみに『血と骨』もかなりオススメしたい本だったりします。

男の性 男の性
梁 石日 (1999/07)
幻冬舎
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本屋で見つけた時は思いっきり邪な興味本位で手に取りましたが、内容は至極まじめなものでした(でも幻冬社アウトロー文庫(官能小説むけジャンル)で且つこの表紙じゃ、十分邪な興味をあおる作りだと思うけど/笑)
何となく男と女の性の相違について、男の言い訳でも延々と語られているのかと。あと男はこーゆーのがイイのだとか、あーゆーのがイイのだとか……(笑)

でも実際のこの本は「男社会」への攻撃、非難であります。今の権力集中型男性優位の社会システムが、政治腐敗から環境汚染まで全ての原因であるとまでおっしゃる。もちろん内容全てに納得出来た訳ではありませんが、随所に大きく頷いてしまう箇所があった事は否めません。

読んでビックリだったのが、昔は人間も一年に一回の発情期だったとか、作者の母親が16歳の時に8歳の少年の元に嫁がされた経験があったとか。
また意外だったのが、男の性が『想像力に強く根付いている』という下りでした。私は「男の性」は視覚や触感など、もっとそういった即物的なものに反応しやすいのだと思っていましたから……。

そして、元来は男の性にも女の性にも外見的相違以外に違いは無いのだという著者の意見──私たちが常に自然にそこにあるものだとした「男女の性の差異」などというものは、「男社会」が作り出した後付けであるという説にもハッとする所がありました。

また話は変わりますが『ワイセツ裁判のワイセツ性』の下りは、私も全く同感でした。元来「性」というのは自然なもので、それをここまで歪めたのは人間の非自然性と文化なのだという主張には賛成します。

さて、こうなるとハードボイルド小説を好み、所謂「男らしい男」を好む傾向がある私自身も思い切り「男社会に感化された性」なのかもしれませんね。
この本はタイトルこそ「男の性」ですが、女こそ一読し、自分の性を今一度考え直してみる良い指南書かも知れません。薄い本ですから、サクッと読めますし。たまには小説以外の本も良いね!
7レンジャーバトン

今日はmdk様に頂いたバトンにお答え! バトンって自分を見つめ直すいい機会ですね。あんま見つめ直したくないけど(笑)
でも楽しかったです、いつもどうもです♪ 以下、毎度のアホな回答ですが……。



☆始まりの合図
イイことしましょ♪

☆体型はどーでしょ?
158-49。背は伸びる事ないからもう諦めてるけど、もちっと痩せたいかも。

☆髪質はどうでしょ?
猫っ毛。寝癖はつきやすいのにパーマは直ぐに取れるイヤなカンジ。

☆目について
左右とも1.0位? 最近、計ってないなぁ。

☆顔についてどう思いますか?
普通に日本人的だと思ってたけど、アメリカにいた時はいつも中国人と間違われた。

☆誰に似てると思いますか?
んー……息子(笑)

☆好きなものを沢山上げて下さい
雪山、岩壁、絶対死んだと思ったのに助かった瞬間の充実感、長風呂、ウイスキー、タバコ、コーヒー、シルバーアクセ、映画、タランティーノ、バイク、車、90年代ロック、AVIREX、DIESEL、語学学習、SOUTH PARK、さっと思い付くのはこの辺。

あとは本関連で、ジェイムス・カルロス・ブレイク、ボストン・テラン、アンドリュー・ヴァクス、ジェイムズ・エルロイ、ジム・トンプソン、国内では船戸与一、高村薫、馳星周、垣根涼介、梁石日、花村萬月...まだまだいますがキリがないのでこの辺で。

☆嫌いなものを沢山上げて下さい
ネガティブなナルシルト、優柔不断な男、サイコ野郎、マザコン……って嫌いな男のタイプばっかあげてるなぁ(笑)

☆涙を流す(流しそうになる)ものは何ですか?
息子の愛しさ。恋人の優しさ。山頂からの景色。後は大金を手にした瞬間(まだ無いけど/笑)

☆自分の心に響いた言葉は?
ママ、しゅき〜。

☆一日で1番好きな時間は?
息子が寝た後、仕事が一段落してこうしている時……。

☆自分ってどんな人に見えると思いますか?
マイペースでドライだとは良く言われます。あとマニアックで理屈っぽいのは自分でも良く分かってます(笑)
またオフではオープン(過ぎる)なエロキャラで通ってますが、最近ネットでもそーなって来たようです。昔シルバって女性アーティストがいたの知りません? 学生の頃「言動がそっくりだ」「生き写しだ」って言われてました。後は女・福山雅治だとか。どーゆう人間かもうお分かりですね(汗)

☆バトンを受け取って!7レンジャー(☆_☆)/
我こそは7レンジャーと思う方はぜひドウゾ(笑)
励まされています。

拍手msgでの励ましや感想のお言葉、いつもありがとうございます!!
個人的考えによりご質問以外のmsgには個々にお返事もしていない状態ですが、本当に嬉しく思ってます。
また最近ブログにも拍手をつけたのですが、そちらにもポチポチと頂けているようで、それも併せて励みにしております。本当にありがとうございますm(_ _)m

小説の方が珍しくスランプ(?)状態で、ここ一月ばかりろくに書けてません。いや、単に煮詰まってるのは『職業兇手』だけみたいですがね。2周年用の短編は割とサクッと書けたので(汗)

長編ラスト、悩みに悩んでます。短編と違って長編ってラストが重いのよ〜。これまで書いてきた奴が全てそこに収束する訳で……。今まで読んでくれた人の期待を裏切りたくないし、頂いたご意見も尊重していきたい。でも万人に納得して貰えるものなんてある訳ないし、だったら自分が「こう!」と決めていたラストで行こうかとも思うし。うう、ジレンマ(T T)

で、そういう時はとりあえず本を貪り読むのが常なんですが(何で?)、東山作品を怒濤の如く読み尽くしたせいか、続けて読もうと思った「このミス」シリーズの他の作品にどうも食指が動かなくなりました。いや、つまらないという訳ではないのですよ。単に今読みたい気分の本がないってだけ……。

何か更なる非情のノワールが読みたくなっちゃいまして。例えば馳星周さんとか。氏の作品は全て、最低二度は読み返してます。内容も勿論ですが、文体がスゴク好きなんです。
それかたまには海外作品もいいかな。「もう一度読みたい」って思ってた本を読み返すのもいいよね。うーん、何かないかな〜「コレ!」って奴が。

とりあえずは今から『職業兇手』#17をUP準備かな。またUPの際にはどうぞよろしく。
久々に小説で。

フェイタンには、血と無縁である己など到底考えられなかった。暴力で他者を押さえ付け、他人の命を弄ぶことによって、彼の「自我」は形成されていたからだ。彼はそういう生き方しか出来なかったし、知らなかった。
しかし、それならばそれらしく骨の随まで非人間的であればよいものの、人並みに優しさや温もりが恋しくなる時もあった。
そして彼の場合、それは大抵「女」に求めるものだった。またそうして女を愛する事で、ようやく彼の人間的な部分が保たれていたとも言える。
もしそれがなければ、俺など既に人間ではない──自分でもそう思っていた。
だから惚れた女には、出来るだけ優しくしてきたつもりだ。でもそれは結局、自己満足な我侭でしかない事も分かっていた。
自分と一緒にいる女は、皆、必ず不幸になってゆく。A級賞金首というその立場を考えれば、それはどう考えても当たり前の事だった。
「そう、だよな……」
フェイタンは月に向かって呟いた。


久々に現在進行中の小説のちら見です。『職業兇手』の#24より。残りあと3話の段階で少し苦労してます。書いては消して、消しては書いてと、#24〜#25の間を彷徨ってます。実はもう一月ほどその状態が続いています(T T)

ラスト辺りで四苦八苦するのは毎度のこと。それが分かっているので、サイトにUPする分は余裕を持ってストックするようにしているんですが……。それにしても『職業兇手』をやっつけないと落ち着かないよなぁ。まあ8月は仕事も少し暇になるからガンバロー。

そうそう、サイト2周年ももうすぐです! えっと、今月の8日? いやあ、我ながら良くやってるもんだ。それもこれも来て下さる皆様のおかげです。本当にどうもありがとう!!
特に企画はしていませんが、連載以外でまた何か短編でもUPしたいと思ってます。どうぞ宜しく。


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