活字中毒な日記、また現在進行中の小説(二次創作)を一部公開。
久々に小説で。

フェイタンには、血と無縁である己など到底考えられなかった。暴力で他者を押さえ付け、他人の命を弄ぶことによって、彼の「自我」は形成されていたからだ。彼はそういう生き方しか出来なかったし、知らなかった。
しかし、それならばそれらしく骨の随まで非人間的であればよいものの、人並みに優しさや温もりが恋しくなる時もあった。
そして彼の場合、それは大抵「女」に求めるものだった。またそうして女を愛する事で、ようやく彼の人間的な部分が保たれていたとも言える。
もしそれがなければ、俺など既に人間ではない──自分でもそう思っていた。
だから惚れた女には、出来るだけ優しくしてきたつもりだ。でもそれは結局、自己満足な我侭でしかない事も分かっていた。
自分と一緒にいる女は、皆、必ず不幸になってゆく。A級賞金首というその立場を考えれば、それはどう考えても当たり前の事だった。
「そう、だよな……」
フェイタンは月に向かって呟いた。


久々に現在進行中の小説のちら見です。『職業兇手』の#24より。残りあと3話の段階で少し苦労してます。書いては消して、消しては書いてと、#24〜#25の間を彷徨ってます。実はもう一月ほどその状態が続いています(T T)

ラスト辺りで四苦八苦するのは毎度のこと。それが分かっているので、サイトにUPする分は余裕を持ってストックするようにしているんですが……。それにしても『職業兇手』をやっつけないと落ち着かないよなぁ。まあ8月は仕事も少し暇になるからガンバロー。

そうそう、サイト2周年ももうすぐです! えっと、今月の8日? いやあ、我ながら良くやってるもんだ。それもこれも来て下さる皆様のおかげです。本当にどうもありがとう!!
特に企画はしていませんが、連載以外でまた何か短編でもUPしたいと思ってます。どうぞ宜しく。


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