活字中毒な日記、また現在進行中の小説(二次創作)を一部公開。
垣根涼介『借金取りの王子』

借金取りの王子 借金取りの王子
垣根 涼介 (2007/09)
新潮社
この商品の詳細を見る

じゃじゃーん。9/20に出た垣根さんの新刊です。

ストーリーはリストラ請負業者で働く村上真介を中心に、彼が面接で出会う様々な人間たちのドラマを描いたもの。ページを捲ったら一気呵成。一日で読んでしまいました。やっぱ面白いな〜。久々に垣根節を堪能しました♪

同シリーズ前作の『君たちに明日はない』もそうでしたが、今回も様々な業種の人間が出てきます。デパートの外商部、生命保険会社、消費者金融業──彼等は性格も人生も色々ですが、どれを読んでもその人の気持ちが痛いほど伝わってくる。短編の結末一つ一つにホロリときてしまう。

それに何と言っても主人公が良い。自己憐憫に無縁で前向きで、かといって世間知らずでも無い。そしてどの章も未来への希望、夢があって良い。これは垣根さんの小説全般に言えると思うんだけど、読後感が本当にさわやかだ。

垣根涼介さんの本は読んでて心がスッキリする。疲れが取れる。でもそれは癒されるというよりも、喝や励ましといった力強いもの。

私もまだまだ甘えてるな。もっと頑張らなくちゃ──この本を読んでいて何度も思ったこと。でもそれと同時に「そうだよね。何でも何とかなるもんだ」と適度に肩の力を抜く事を教えてくれる。

疲れて悩める仕事人には本当に励みになる本です。必読!


ちなみに垣根さん原作の映画『ヒートアイランド』も、10/20に公開決定! 公式サイトはこちら→ http://heatisland.jp/index_pc.html

でもって読んでみたいけど、単行本は高くてちょっとなという方へ。前作の『君たちに明日はない』が新潮社より文庫で登場! こちらは9/28発売ですって!

アクセス解析