活字中毒な日記、また現在進行中の小説(二次創作)を一部公開。
S・J・ローザン『チャイナタウン』

チャイナタウン (創元推理文庫) チャイナタウン (創元推理文庫)
直良 和美、S・J・ローザン 他 (1997/11)
東京創元社
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舞台はニューヨークのチャイナタウン。探偵業を営むリディアは、美術館に勤める学生時代の友人ノーラから、盗まれた磁器を探して欲しいと依頼を受ける。リディアは同じ探偵で友人のビルと共に捜査を開始。だがそこに殺されたチャイニーズギャングの真相までもが絡んで来て……?

お客さまにご紹介頂いて、ネット注文していた本がやっと届きました。読む前からかなり楽しみにしていたのですが、もう期待以上に良かったです。一晩で一気に読んでしまいました。教えて下さったお客さま、素敵な本を紹介して下さり本当に感謝しています!!

とにかく主人公のリディアが良い。彼女はテコンドーの使い手でS&Wの38口径も持ってる。だけどスーパーヒロインじゃない。3人ものギャングに囲まれればやはりコテンパンに負けてしまう。それでも彼女は顔を腫らしながら、更なる捜査に踏み出していく。
『リディア・チンをこんな目にあわせると、ただではすまないと思い知らせてやる』──ううん凄い! これぞハードボイルド。カッコイイよ、リディアさん!

で、そんなリディアとビルの関係がこれまた素敵! リディアにぞっこんで、隙あらば口説こうとするビル。その口説きには素直に応えられないけど、本当はビルに惹かれているリディア。そんな二人が交わす軽口にはユーモアだけじゃなく、互いへの信頼と思いやりが溢れていて優しく切ない。大人だからこそ出来る「初々しい恋愛」って奴ですね。

ラストも良いです。万々歳の大団円という感じでは無いですが、シリーズものの一作目としてリディアの今後の成長を予感させます。そう、リディアはまだまだ完璧じゃない。そこが良いところ。これまでも女探偵ものは沢山読んできましたが、このように等身大の東洋人女性が主人公というのは初めてで、凄く新鮮でした!

また今読んでいるシリーズ二作目では、視点がビルに変わっています。リディアは彼のサポート役になり、彼の目から見たリディアがまた魅力的です。内容もまたガラリと変わってます。こちらも良いです。一作目以上に夢中になってます。

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