活字中毒な日記、また現在進行中の小説(二次創作)を一部公開。
ノワールを語ーる。
つい先日『ノワールって何? 悲恋の事ですか?』といったご質問を受けたのですが、確かに普通の方にしたらマイナーな言葉ですね。

ノワールは悲恋とは違いますね。「暗黒小説」などと呼ばれ、犯罪をテーマにしたり、暴力描写や際どい性描写の多い小説の事……だと思われているけど、私はそれもちょっと違うと思ってます。

例えば『バトル・ロワイヤル』。あれは暴力シーンが多いけどノワールじゃない。まず主人公が正義だし、結末もどことなく明るいし。
またときどきノワールと銘打って、ただ異様にグロい暴力描写が続くだけの小説もあるけど、私からしたらそれはノワールというより怪奇小説に近いよね。

じゃあ例えばクライムノベル(犯罪小説)のように、悪が主人公ならノワールか? 否、そうとも言い切れない。普通の主人公の普通の生活のノワールもあるんじゃないかと思うしね……。

多分キーワードは「破滅」と「救いの無さ」なんでは無いだろうか。裏切りとか暴力とか、嫉妬とか執着とか、人間の汚い部分をこれでもかと描写する。
またこれは個人的な思い入れなんだけど、そこでは絶対に愛が報われちゃいけないんだな。愛はあってもいいんだけど、その愛は破滅しか生み出さない。そんな悲しさがタマラナイ!!(人ごとだからね/笑)

ところでノワールを好んで読むからといって、暴力讃美をする訳でもないし、隠されたサディズムを満足させてる訳でもないのよ(笑)
何ていうかそこに、圧倒的な切実さとリアリティがあるんだよな。「ああ、やっぱ現実はこんなもんなんだよ悲しいぜ」みたいな。

そういえば「ハンター」も凄くノワールな部分があるよね。
「幽遊白書」の頃からそうだけど、冨樫さんの悪の書き方にはリアリティがあるし、独特のポリシーを感じる。
実はノワールを徹底して書くからこそ、出てくるストーリーの味って確実にあって、先生は絶対その確信犯だよなぁと思いますが……どうかな?
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